第2回日本腎不全スキンケア研究会

開催日時

2023年2月12日(日)10:30~16:00


開催形式

ハイブリッド開催【現地+Web開催】

開催会場

ウインクあいち(1002会議室)

〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38 https://www.winc-aichi.jp

大会長

鳥居 芳行(医療法人光寿会)

開催概要

テーマ:かゆみの理解と皮膚の凄さ! ~スキンケアは全身ケア~



プログラム

10:30~10:40 開会挨拶
研究会代表:高橋 直子(あかね会 大町土谷クリニック)
大会長:鳥居 芳行(医療法人光寿会 看護部 学術担当室長)
10:40~11:10 大会長講演
座長:江崎 アサ子(名鉄病院)
「かゆみの理解と皮膚の凄さ!~スキンケアは全身ケア~」
演者:鳥居 芳行(医療法人光寿会 看護部 学術担当室長)
11:10~12:00 一般演題1
座長:井島 順子(医療法人社団三遠メディメイツ 志都呂クリニック)
   松井 美幸(豊橋メイツクリニック)

「透析掻痒症に対してチーム医療で早期介入することによる
 効果の検討」

 吉澤 拓(あかね会大町土谷クリニック)

「水疱性類天疱瘡を発症した透析患者への看護師の対応と役割」
 尾島 朋子(光寿会春日井病院)

「ネモリズマブが奏効した透析皮膚搔痒症の1例」
 大森 俊(小倉第一病院皮膚科)

「アロマオイルトリートメントの効果測定」
  佐藤 光栄(桐生大学)

「糖尿病で両下肢の蜂窩織炎を繰り返す人の
 アロマトリートメントの効果」

 關 優美子(韓方アロマ・ヘルス・ラボ)

12:10~12:30 休憩
12:30~13:30 ランチョンセミナー
座長:高橋 直子(あかね会 大町土谷クリニック)
「穿刺時に与える皮膚へのダメージとVA長期開存へ向けた取り組み 」
演者:木村 剛(札幌白石記念病院看護師)

【共催】メディキット株式会社

13:30~13:50 休憩
13:50~14:50 一般演題2
座長:長尾 尋智(医療法人知邑舎 メディカルサテライト岩倉)
   原田 駿一(海部共立クリニック)

「α1-ミクログロブリン除去能と透析掻痒症の改善について」
  田島 智之(偕行会セントラルクリニック)

「透析患者の創傷治癒におけるスキンケア支援
 ~創傷一般ガイドラインを活用して~」

 渡邉 美智枝(光寿会今池腎クリニック)

「長期留置カテーテル出口部ケア方法の見直し
 ~消毒から弱酸性泡石鹸洗浄・微温湯洗浄ケアへの変更~」

 小柳 宏美(偕行会城西病院)

「かゆみのある透析患者の皮膚科受診や外用指導について、
 患者のQOLにどのような影響を与えているか」

 上野 岳洋(衆済会 増子クリニック昴)

「透析患者のフットケアにODT(閉鎖密封)療法を試みて」
 肥後 郁芳(偕行会海部共立クリニック)

14:50~15:00 休憩
15:00~16:00 特別講演
座長:鳥居 芳行(医療法人光寿会 看護部 学術担当室長)
「皮膚を知りかゆみを知れば かゆみ治療殆(あやう)からず
 ~かゆみ治療は全身ケアに通ず~」

演者:石氏 陽三(東京慈恵会医科大学皮膚科)
16:00 閉会挨拶
次期大会長:赤津 サトミ(伊那中央病院)



第2回日本腎不全スキンケア研究会 ご挨拶

拝啓
 薄暑の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 平成22年より年1回開催されておりました「東海かゆみ研究会」ですが、対象を透析患者から慢性腎臓病患者に拡大し、かゆみケアを含めたスキンケアの重要性を更に広げたいという思いから、令和元年10月に「日本腎不全スキンケア研究会」へ改名、令和4年2月13日(日)に記念すべき第1回大会を開催することができました。新型コロナウイルス感染症の第6波に見舞われ完全Web開催への変更を余儀なくされましたが、147名の参加がございました。これも皆様方や協賛企業の皆様のご協力があってのものでございます。この場をお借りしまして、心より厚く御礼申し上げます。
 この度、令和5年2月12日(日)に「第2回 日本腎不全スキンケア研究会」を名古屋市の「ウインクあいち」とWebでのハイブリッドで開催する運びとなりました。
 今回の大会テーマは「かゆみの理解と皮膚の凄さ!~スキンケアは全身ケア~」といたしました。慢性腎臓病患者のスキントラブルは難治性であることも多く、かゆみは生命予後に関わります。スキントラブルが引き金となり全身の感染症を惹起したり、皮膚の観察から血管病変が見つかったりと、チーム医療で関わることが、非常に重要であります。
 私事で恐縮ですが、私は学生時代に全身の蕁麻疹で強烈なかゆみの辛さを経験し、その後肺炎を起こすなどの体験から、かゆみやスキンケアの重要性と関心を寄せる一人でしたが、透析医療に関わって20年ぐらいして、この研究会の前身に出会いました。何とも不思議なご縁であります。
 この研究会を通して研究成果などについて活発な議論と更に学びを深め、慢性腎臓病患者の日頃のスキンケアの一助になれば幸いでございます。

2022年6月吉日

第2回日本腎不全スキンケア研究会 大会長
鳥居 芳行
医療法人光寿会